ときおり英会話の授業中にDon’t you ~? という表現を使います。
例えば、Don’t you like cakes ? と尋ねますと、No. と答えが返ってきます。
念のために今度はDo you like cakes ?と尋ねますと今度はYes, I do. と返事をしてきます。
ここでどっちなんだ、と思うわけです。
Don’t you~ ?もDo you ~?も同じ答えになるはずです。
ところが違う答えになってしまうのはなぜでしょうか。
おそらく頭の中でこの質問を日本語に変換してしまっているのではないでしょうか。
「ケーキは好きじゃないんですか」と。
この日本語の質問に日本語で答えるなら、
「いいえ、大好きですよ」とか「はい、好きじゃないんです」となり、ごくごく自然ですが、ここが問題ですね。
この日本語をさらに英語に直訳すると“No, I do” とか” Yes, I don’t” となるのでしょうか。
こんな英語はありません。
日本人の英語を学びだした方の大半がDon’t you~? の質問に正しく答えることができません。
付加疑問文もYou like cakes , don’t you ? は何とか答えられても
You don’t like cakes , do you? となると正解率がどんと下がってしまいます。
ついでながらDo you mind If I sit here? やDo you mind my sitting here?
などの質問にも正しく答えることができない場合があります。
「はい、座ってもらっていいですよ」と言うつもりで” Yes, I do” と答えがかえってきます。
この” Do you mind~?”の文は普通「~してもいいですか」と日本語にしますが、
直訳すると「私がここに座ればあなたは気にしますか」となります。
ですから、”Yes, I do.” と言えば、「あなたが座れば気にします」と言うことになって、
質問した人はそこには座れなくなってしまうのです。
これは”mind”という単語が良く理解できていないことが原因でしょね。
それで、難しく感じる方には“Yes”, “No”で答えるのではなく、
”Please go ahead”とか単に” please” と答えるように勧めています。
いずれにしても、頭の中から日本語が離れないと、
いたるところでブレーキがかかり、なかなか先に進みにくくなります。
英語で話す時には英語の頭を作くり、ギアーチェンジが必要ですね。
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