日本人は主張しない?
以前マウイ島に行った時のことですが、2回も盗難に遭いました。
親しくしているご家族と一緒に、わたしたちのお気に入りのホテル泊まりました。
ホテルに着いた翌日ビーチに行き、友人の奥さん以外はビーチで遊んでいましたが、
奥さんはビーチの木陰で鞄を枕代わりに横になったり、
時々体を起こし、ビーチの方を眺めたりしていました。
そして体を起こしたほんの一瞬に、鞄を盗まれてしまいました。
鞄の中にはクレジットカードとホテルのカードキーが入っていました。
そのキーからはどこのホテルのキーかは特定できないはずです。
すぐに最寄りの店から警察とクレジット会社に電話をしました。
警官が来て何やら質問をして立ち去って行きました。
その3日後、レンタカーを使って観光スポットを回ってホテルの部屋に帰ってみると、
部屋の様子がおかしのです。ベッドの上にタバコの吸い殻があり、
備え付けの家具の引き出しを見ると、見慣れないものが入っているのです。
わたし達の部屋はコネクテイングルームで外の入り口は二つありますが、中でつながっています。
誰かが忍び込んでわたし達の引き出しだけでなく友人の部屋の引き出しも物色した後、
あわてていた盗人は友人の引き出しのものをわたし達の部屋の引き出しに入れたようです。
すぐにフロントに電話し状況を説明し、警察を呼んでもらいました。
警官と話すのはこれで2度目です。
その後ホテルサイドから何も言ってきません。
部屋を変えてくれるようにと頼んでいたのですが、その返事もなし。
おそらく日本人なのでこれ以上何も言ってこないだろうという思いがホテルサイドにあったのかもしれません。
それで、どうしたと思いますか。そう、そのホテルの総支配人に話をしたいことを伝え、
部屋に来てもらいました。総支配人は盗難があったことは知らず、初めて聞くことだといいました。
ビーチで盗難にあってフロントでキーを交換してくれるようにも言っていたこと、
フロントはその必要なしと答えたことなど英語で伝えていきました。
また、このホテルは大好きで安全なので友人を連れてきたのに、
友人たちも盗難続きで少し気分が落ち込んで私も残念に思っていることを加えました。
盗まれたものは友人のスーツ、靴、ビール、私たちは新品の髭剃り、望遠鏡、鞄、
細かなものとしてはコンタクトレンズ、風邪薬、歯ブラシなどなど。
残っていたのは正露丸だけ。
あまりにも小物まで盗まれているのが不思議。
ホテルの7階なので窓から盗人が入ってくるのは難しいし、
ビーチで盗まれたキーを使って一部屋づつキーを差し込んで部屋が空くかチェックしていくだろうか。
疑いたくないが、部屋を掃除に来た人たちが盗んだのかもしれないとうこともあり得る。
などをいろいろ話した後、総支配人が出した結論は、
2週間ほどのホテル宿泊費とこのホテルを通して借りていたレンターカー代など、
すべてホテルが負担するというものでした。
やはり主張してみる価値はあると感じたものです。
ちなみに、日本に帰ってから分かったことですが、
ビーチで盗難にあったクレジットカードから1万円ほど使われていました。
いつも海外旅行に行く時に保険をかけますが、こんなのかけてもったいないといつも思っていました。
しかしこの時ほど保険に入っていて良かったと思ったことはありません。
盗まれたものの大半は金銭として戻ってきました。今となれば面白い経験でした。
寝屋川市の英会話教室JOYFULでは海外での経験談等を交えながら
楽しく英語を学べます。随時生徒募集中です。
どうぞお気軽にお問い合わせください。