はっきりしない日本語?
日本語は英語と違って主語がはっきりしない場合があります。
というより、主語がなくても自然に理解できる場合がほとんどです。
英会話を習い出した初心者の中には、日本語をそのまま英語に変換しようとする方がいます。
たとえば、「彼女は毎日どこに行きますか」と聞かれて「学校に行きます」。
この答えの部分を“School goes”と言うような英語にしてしまうのです。
“She”が出てこないのです。
確かに日本語では、「行ってきます」「ただいま」とか
「いただきます」でいちいち主語を明確にする必要はないのです。
このように主語を明確にできない方は、
頭の中がかなり日本語的になってしまっているのかもしれません。
日本語をそのまま英語に変換すると妙なものはたくさんありますね。
昔、何かのコマーシャルで「ビーフかチキン」どちらにするかを
フライトアテンダントが乗客に尋ねています。
乗客は“I am chicken”と答えます。
日本語では「私はチキンで」ということになるのでしょうが、
急に乗客にトサカがついているように見えてしまいそうですね。
他にも「そろそろお昼にしましょうか」「お湯沸かしといて」などもそのまま英語にしにくいかもしれませんね。
ただ、英語でも主語を言わないときもあります。
「窓を開けてくれますか」「こっちに来て!」と言うように命令文には英語も主語は入りません。
普通目の前にいる人に向かってお願いしたり、命令したりするので、
いちいち主語をはっきりする必要がないのでしょう。
そもそも英語は自己主張をする国民性からきていますので、
しっかり主語を打ち出すのが基本となっています。
はっきりした責任がだれに、またどこにあるのかをうやむやにする
日本語とは違うことを覚えておかなければなりません。
ぼんやりとはっきりしない方が美徳とされる日本語を横において英語にトライしましょう!
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